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RubyKaigi 荷物ストラテジー (9泊10日, 運営)

さっき RubyKaigi 2025 会場である松山から東京まで戻ってきた @sorah です。みんなが荷物ストラテジーとか言うのを書いてるので便乗します。RubyKaigi NOC チームでは他にも複数のブログを徐々に書いては公開していく予定なのでお楽しみに。

前提

  • Wi-Fi NOC メンバーは最長で 9 泊 10 日
    • 近年の RubyKaigi では撤去が終わったタイミングで JITBOX チャーター便が集荷を行ってくれず、かつ土日も集荷してくれない、そして荷物を残置する会場が月曜定休とかだと火曜くらいまで居残る事になる。従って泊数が長期化しがち。
  • (今後はどうか分からないが) 1週間くらいの出張はままあるし耐性がある、楽しい
  • (今後もそうだろう) 日常的に毎月 1 ~ 2 泊の遠征はする
  • チェックインできるギリギリサイズのキャリーケースと、Peak Design の Travel Backpack 45L を持ってる。短期ではバックパックを使い、それ以上はキャリーケースとバックパックの併用。

基本戦略

キャリーケースに貼られたHEAVYタグ

osyoyu と同じく軽さを想定してはいない。たとえばキャリーケースはどのみち少々の機材運搬や 1 週間分のまともな荷物を運んでいたら空港のカウンターで HEAVY のタグが貼られてチェックインされてしまう。諦める。それよりもいつも通りのパフォーマンスを出せることが RubyKaigi 運営、というか、長期の遠征や出張では重要だと思う。なので、どうせ HEAVY になるので暴力で解決する方向。

荷物のチェックリストも普段の遠征では作ってない。RubyKaigi 運営など通常の遠征とは違う荷物を求められる場合のみ作成している。基本的に遠征が多く、泊数が長くなれば衣服を考えて詰めるなどで徐々に準備時間は伸びていくが、考えていることは一緒。短ければ出発 30 分前にカバンに必要なものを放り込んで出れるようにしている。忘れ物をしないためにも遠征でよく使うものは 2 セット持って持出用は常にポーチに入って ready な状態にしていて、充電器やスキンケア・バスグッズ・一部コスメがそれにあたる。

現地調達は忘れ物をしない限りしない。だいたいクレンジングや洗顔料を忘れる (消費が早い上に欲しいトラベルサイズのものが無くて調達に失敗して忘れ物になりがち)。

Scrapbox の NOC チームプロジェクトに作った荷物リスト

以下アフィリエイトリンクを含む

衣服

がんばって全部詰める。どうせ現地で洗濯する余裕はないので全て詰める。気温が想定外になった時のバリエーション含めて12着くらい持っていく。なおTシャツは増えない、最低限以上に増やさないという前提でいる。

普段は RubyKaigi 後にあんまり予定を入れないことで休みつつキャリーケースを遅延させて在庫の下着が減ってても大丈夫な余裕を作っているが、今回は RubyKaigi 直後に予定が詰まっているため、ちょっと変則的に一部の洗濯物だけバックパックで持ち帰って高速に洗濯している…。

あと、上着が不要な時期は服がかさばらなくて楽。これが11月とかのカンファレンスや出張だと一気に大変になる (そもそも暑がりであんまりかさばらない方だけども)。

電源

サンワダイレクトのトラベルポーチ に、Anker PowerPort Atom III 63W Slim (リンク先は後継品) と Anker Nano II 65W、あと USB-C ケーブルと USB-A/microUSB ケーブルいくつか、BF・Cプラグへの変換いくつか、を詰めこんだものをキャリーケースに入れっぱなしにしている。

PowerPort Atom III Slim はメガネケーブルで長い電源ケーブルを使うことができるのでそれをフル活用している。短い方が便利なら Anker Nano シリーズを使えばいいと思う。ベッドサイドに刺したまま机にも伸ばせて便利です。

バックパックにも種類は違うが USB-C x2 と USB-C x1, ケーブルいくつか、の充電器を入れっぱなしにしている。1泊の旅行ではそもそもホテルに充電器を放置する必要がないけど、2泊といった場合で放置する場合は USB-C x2 を置いていく。

RubyKaigi では会場にも放置しておきたい充電器需要があるため、普段オフィスなり出かけるなりに使っているトートから充電器ポーチ 1 を取り出して持っていっている。

普段から 20000 mAh のモバイルバッテリーを使っているところ、最近 USB-C x2 にしたいと思って Anker Prime Power Bank (2000mAh, 200W) にリプレイスした。200W を取扱える都合前使っていたものよりだいぶ重くなったものの、モバイルバッテリー自体を充電しつつパススルーで他の機器も充電できるのでコンセントから供給したいUSB-Cポートの需要が減って便利。

電源タップは大半が USB-C PD になった今はあんまりいらない気がする。一応キャリーケースには100V/200V対応の物が常備されてる。

ホテル選び

1 週間となるとユニットバスでは到底耐えられないので、バス・トイレ・洗面の3点分離が行われているホテルを優先する。今回はプライマリのスタッフ宿が保証されている感じではなかったので希望者で別途手配した。

作業がどれくらい快適にできるかは正直あまり考えていない (そもそも Wi-Fi NOC 業にしろ Organizer 業にしろ、開催地に準備を持ち込んだらもうおしまいなのだ… 今年は比較的なかった)。そして会場内ではどうせ同じところで作業しつづけられないため、キーボードやマウスも出番はない。

バスグッズ等

シャンプーの類は 1~2 泊なら最近は薬局で買える1回分の個包装サンプルを必要数持っていっている。薬局に定期的に立ち寄り2 好きなブランドのものを収穫して在庫を維持するようにしている。それ以上だとトラベルセットや大きめのトライアルセットとして売られているものを使っている…が、消費ペースを考えないですむという意味で、1週間程度なら個包装サンプルにしちゃってもいいかもしれない。個包装のサンプルだと薄くて国際便機内持ち込みのためのポーチに仕込みやすいのもいい。これの洗顔・クレンジング版が(まともなものかつ入手しやすい形で)欲しいと思うばかり。

そして、1週間ともなるとだいたい家で使っているスキンケアやコスメのボトルはそのまま持ってくるのでかさばる。耐える。ボトルを入れるポーチについては適当で、何がちょうどいいかは最適解を出せてない 3。適当に入れて全部机の上に展開しても困らないのは3点分離の部屋のいい所だと思う。

なお、1~2泊であれば短期用の簡易セットや小さめボトルに写し入れたものをクリアポーチや小さめメイクポーチに常備しているので、それをバックパックに放り込むだけで準備が終了する。このセットは普段使ってるアイテムの2セット目もあるので、長期旅行でも放り込む。

近いエリアの話として(?)ヘアアイロンに加えドライヤーも 3 泊以上では持っていっている。これは予測可能な時間で髪を乾かしたいため。

その他カンファレンス(運営)便利グッズ

自分のアイコンが分かるもの

最近 pixivFACTORY で作りました。4/1入社後に自分のパスケースのストラップにもつけていて便利です。

バッグ

運営だと延々と会場を移動するのでカメラも入る Peak Design Sling を基本的には使ってる。トランシーバーをひっかけても耐えてくれるのが良いが、デメリットは肩にダメージがいくところ。本来であればツールポーチを腰につけるのが良いのだと思う。そろそろその方向に移行するかも。

どっちかというと MacBook Air (13") をどう軽量に持ち歩くかという問題があって、iPad はショルダーストラップをつける術があるけど MBA はあんまなさそうなので困ってる。そして物理作業にあたってはどっちかというと背負いたい。めちゃくちゃ薄いバックパックみたいなものが必要。現状は雑なトートバッグ(マチがないもの)に入れて持ち歩いている。

それ以外にもその辺を適当に歩くための Bellroy Lite Sling Mini を入れていた。これは普段からPC不要時のかばんとしてここ数年つかっているスリング。これは宿に置いておいて、PCを適当なトートバッグにいれて雑に外出しなおす、というのが出来るようにしてた。今回は普段外に出る時のちゃんとしたトートを置いてきたけど、これで代替できたのは荷物が減って良かった。

工具・ツール入りトートバッグ

これも大きめのトートバッグに入れて、その上で常に持ち歩きたいものは小さなポーチに入れている。今は無印のコスメポーチ。工具トートにはいざ必要になるが常に手元になくていいものを仕込んでいる。

Airtag を今回から工具ポーチと工具バッグに放り込んだので活躍していた。会期中いちばんどこかに行きがち。なんなら Day 0 の朝の時点で行方不明になってた。

スマホひも

といっても適当なものではなく、Peak Design Leash を Peak Design Phone Case につけています。伸縮自在でうれしい。スマもホを置き忘れることもないし、適当に手を離すだけで手が空くから便利。

事前発送

軽犯罪法リスクがある工具類は RubyKaigi NOC 荷物として JITBOX に積んでしまう。というかハサミやカッターの類は RubyKaigi 備品として RubyKaigi で買って詰めて送っている (人によっては自前の持ってきてたりするけどね)。

それ以外はそもそも事前に送る余裕は存在しない。HEAVY タグがつくようなキャリーケースの場合は諦めて空港までタクシーを許容する (許容して経費にしているけど認めてくれてありがとう…)。2024 の時は HEAVY なケースが 2 コあったけど今年は 1 つですんだ。

開催地から発送

最終日は会場で荷物整理・発送となる。そのタイミングで私物を荷物残置・整理を行う会議室から自分のキャリーケースに引き上げて、通常の宅急便で発送してしまう。

これは荷物が重いというのもあるが、1 週間程度遅延して届けるようにするとその間に準備期間中でめちゃくちゃになった家を片付ける余裕がうまれる。玄関にキャリーケースが戻ってくるとただでさえ少ない swap が減ってしまうので、swap が余っている間に 家を なんとかする。今年は週末頑張りたい。

おわり

ほかのみんな

  1. 普段持ち歩くものは機能性よりかわいいものがいいので、適当な同人グッズです

  2. GiGO秋葉原3号館の民なので、秋葉原駅最寄りのウエルシアが 24 時間営業なので夜遅くにルーチン的に立ち寄りやすい。大量にないことも多いので見かけるたびにちょっとずつ在庫を回復させる必要がある。小川町のウエルシアまで歩いても良い。

  3. 昔は無印の吊るせるケースを使っていたけど、最近は面倒というか案外引っ掛ける場所ないことが多いな?と思って家で引っ掛けたままにして家で常用している。

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